韓国語を
本格的に
学び始めて
今年で36年になります
でも
本当に
身を入れて
勉強したのは
1年にも満たないでしょう
最初のつまずきは
やはり
ハングル文字です
ハングルに初めて
接した時
こんなの本当に
覚えられるのかよって
印象を受けたのが
正直なところです
でも
トイレのドアに
ハングル文字の一覧を
貼り付けて
一年がかりで
意味わからずとも
とりあえず
ハングル文字を
音声化することが
出来るようになりました
今から考えれば
日本語の方が
ひらがな・カタカナ・漢字の
三重苦を
日本語を学ぼうとする
非日本語圏の方々に
強いているのに
比べれば
ハングルなんて
もともとは
漢字が読み書きできない
一般大衆でも
韓国語を
読み書きできるように
教育するために
一定の法則の下に
作られた
文字なので
大学まで
入学できる
学力があるなら
1日で
ハングル文字を
マスターすべきところなのです
そんな有様なので
文字につまずいて
肝心の日常会話が
意外と簡単なのに
そこにたどり着くまでに
挫折してしまいます
ハングル文字を
マスターして
日常会話のレベルまで
到達された方には
お分かりでしょうが
韓国語と日本語は
とても似ている
言語なのです
義務教育で
英語に触れた時間の
10分の1くらいあれば
韓国語の日常会話は
マスターできるでしょう
但し
ある程度
韓国語ができるようになると
日本語と正反対の言語であることに
たどり着きます
簡単な例を
紹介すると
「あげる」と「もらう」の
使い分けです
これは
言語の領域を超えて
日本と韓国の
民族性の違いに根差しています
従って
何十年も
日本文化に馴染んできた
者にとって
文字の違和感を
遥かに超えた
カルチャーショックな
問題なのです
「この世界のすべてを
あげたとしても
取り替えることのできない
友よ」
という流行歌のフレーズが
意味は分かるけれど
しっくりこないのです
韓国人の友達に
日本語を教えている時
初めて
疑問が解けました
もらったを
そのまま
韓国語に直訳して
こう表現されれば
理解できると言ったら
韓国人の友達も
なるほどと言っていました
韓国語と日本語の違いは
まだまだ
あります
敬語の使い方です
両親が絶対である
韓国では
誰に対しても
父親は
お父様
母親は
お母様であり
述語は敬語を使います
また
スポーツの試合では
日本人は
負けるな!負けるな!と
応援しますが
韓国人は
勝て!勝て!と
応援します
私は
これに関して
韓国が
能動的・男性的・絶対的
日本が
受動的・女性的・相対的
というイメージを
持たざるを得ません
韓国語と日本語が
似て非なるゆえに
日本語になじみのない
西洋人の方が
日本人よりも
早くマスターできるのではとさえ思います
今となっては
韓国歌謡を忘れて
ひたすら
GarnetCrowに
浮気をしている
私が
今更
日本語がああだの
韓国語がこうだのと
理屈をこねるのは
笑止千万