現在
名古屋市立大学の
滝子キャンパスは
その近所の界隈では
八校と呼ばれていました
八校は
小学生にとっては
絶好の遊び場でした
小さな古墳があり
泥合戦を
やって
楽しみました
池もあって
カエルは
勿論のこと
亀も生息していました
グラウンドでは
草野球も
しました
そんな時
突然
祖母から
八校へは
行ってはならぬと
釘を刺されました
そう言われても
友達は
みんな
八校へ行くので
遊びたければ
祖母の言いつけを
無視しなければなりません
ある時
上着を
泥まみれにして
帰ってきた時
家までの道の途中に
祖母がいて
八校に行ったねと
厳しく
説教されて
夕方から
テレビ放送される
円谷系特撮番組が
見れませんでした
そんなことがあっても
八校に行くのは
止められませんでした
そんなある日
八校で
とんでもない
今風の言葉で言えば
ハラスメントが
ありました
キャンパスに
古墳があることは
上述した通りですが
その古墳で
変質者に
出会いました
その変質者に
古墳にある
簡易トイレに
連れ込まれて
手伝いを
させられました
まだ
小学校の3年生くらいの
頃だったので
そんなこと
知る由もありません
変質者に
気持ちがよくなるから
俺の一物を
擦ってくれと
強要され
精液が
漏れるのを見て
この人
悪い病気に
かかっているのではと
思いました
なんとも
気色悪い出来事で
祖母が
八校へ行くなと
言った理由は
このことだったのかと
子供心に
察することがありました
中学生になって
不思議と
その変質者の行為を
真似し始めました
確かに
擦っていると
気持ちよくなりましたが
何だか
後ろめたい
気持ちがしました
しかし
一度味わってみた
その快感を
禁じることは出来ず
オーガズムまで
経験してしまいました
まだ
精液が
出ない頃の話です
その日以降
毎晩が
マスターベーションなしでは
眠ることできませんでした
そんな毎日が
続いたある日
淋病とか
梅毒といった
性病があることを
知りました
無知だった私は
感染するかも
知れないと
否
既に
感染してるかもという
強い不安に
襲われます
しかし
それでも
快楽を
忘れることは
出来ずにいました
中学3年生になって
初めて
性行為の意味を
知って
不安から
解放されました
しかし
後ろめたい
思いは
常にありました
中学3年の
修学旅行の就寝後
宿泊の旅館で
悪ガキどもが
どちらが
先に
射精するか
競争していました
それを
私の隣で
横になっていた
A君が
そんあこと
お前知っていたかと
訊いてきます
勿論
知ってはいましたが
返事に困りました
教会に
入信してからは
結婚して
二人目の
息子が出来るまでは
することは
ありませんでした
夫婦生活で
性的欲望は
満たされていましたが
長年
封印していた
リバウンドを
免れることが
出来ませんでした
長男の入院生活(アレルギー性喘息のため)に
家内が
付き添いで
不在の時
性欲を
抑えることが出来なくて
トイレで
してしまいました
それより
再び
マスターベーションの習慣を
禁ずることは
出来なくなりました
今日は
お恥ずかしい
話しになりましたが
最後まで
読んで下さって
どうもありがとうございました