家庭教師

30代半ば

私は

持病の薬を

主治医先生に

相談することなく

断っていました

始めは

辛かったのですが

峠を越えると

すっかり

病気も完治したかのようでした

勿論

後々

手痛いしっぺ返しにあうのですが

さて

薬で思考力が抑えられていたものが

全開となって

大学の現役受験当時よりも

頭が切れるようになりました

それで

大学受験に

10数年のブランクが

あるのにもかかわらず

医大を目指す浪人生に

受験勉強を

教えるバイト

つまるところ

家庭教師をやってました

一番手を焼いたのは

勉強を教えることではありません

その浪人生

医療従事者の息子だけあって

学習能力は十分でした

問題は

自学自習をほぼしてくれないことでした

学力と実力の違いが分かっていません

私が教えることを

理解できるので

それで分かったつもりになっているのでした

しかし

それは

あくまで

学力があるというだけで

実力がついたわけでは

ないのです

案の定

問題を解かせると

答えられません

おまけに

困ったことに

本人は

試験に

小論文はないと言っていたのですが

(それを鵜吞みにした私にも責任あり)

夏場を過ぎてから

受験科目に

小論文ありということが

判明しました

そもそも

1日の半分を

受験勉強に割いても

間に合うかどうかという

レベルの状態に

泣きっ面に蜂です

例えば

受験科目の英語は

中学1年未満

someという基本単語の意味さえ

知りません

まあそんな状態ですから

受験の結果は

言わずと知れています

せめてもの報いは

滑り止めに受けた

学校に

私が教えていた

数学の2次方程式が

役に立って

合格できたことです

まああんなに

勉強しない子が

下手に医大受かって

資格試験に臨んだら

不幸な結果になるのは

目に見えていましたから