統一教会というのは
本来
統一協会というべき
多岐の分野にわたる
組織によって
構成される集団です
統一教会は
その一部である宗教組織です
学生組織は
経済組織は
ないしは
しあわせ事業団
これが
一時期は
天地正教という
宗教組織を
形成して
統一教会とは
一線を画して
霊感商法をやっていました
政治組織は
マスコミは
この二つは
完全な国粋主義の
右翼団体と言っても
過言では
ないでしょう
病院は
一心病院(東京都豊島区大塚にあります)
私は
当時
精神分裂病に罹患して
一心病院に
入院しながら
教会信者さん限定の
信愛クリニックという
診療所で
治療を受けていました
あとで
分かったことは
ここで
主治医をしていた
Z氏が
医師免許を
持たない
モグリであったことを
知り愕然とします
ただ
その人物は
統一教会の信者では
ありませんでした
私の家内は
絵画の販売をしていました
共産圏である
中国には
自動車工場
アメリカには
ホワイトハウスでも
米国大統領が
購読している
ワシントンタイムズという
日刊紙があります
さて
前置きが
長くなりましたが
原理研究会こと
原理研の
経済活動の実態を
話していきます
ただし
これは
今から30数年も
昔の話なので
今はどうなっているのかは
分かりません
あくまでも
30数年前の
話しとして
受け止めてください
統一教会では
経済活動のことを
万物復帰といいます
聖書の失楽園で
悪魔の象徴である
蛇に騙されて
堕落してしまったので
人間は
蛇にも
劣る存在
蛇は
神が創造された
万物の一つなので
人間が
神の元へ
帰るには
まず
万物が
神の元へ
帰らなければ
ならないとされます
万物の象徴である
お金を
世の中から
神の元へ
帰えしたのち
人間が
神の元へ
帰る道が
開かれるという
理屈で
経済活動の
信仰的な意義を
持っているのです
3本セットで1000円のボールペンから
はじまって
百数十万円のお壺
更には
一億円もする
多宝塔という
寺院の建物のミニチュアなど
販売した
信者は
救いの条件となり
購入した
一般人も
救いの条件となるので
人類救済のためになるという
理屈で
良心の呵責も
ゴマ化しています
私がはじめて
行った
経済活動は
珍味売りでした
ハイエースの後部座席を
改造して
5~6人が
寝泊りできるようにして
床下に
販売する
物品を
収納します
まだ
珍味売りは
好きな人もいるので
さほど
問題には
ならないほうでした
しかし
その活動をさせている
教会幹部は
明らかに
労働基準法違反です
朝5時起床で
6時には
訪問する任地の
地図を渡して
民家を訪問販売させます
夜は
とりあえず9時まで
活動させ
回収されます
それだけでも
過労なのに
11時ごろまで
売り上げの集計と
反省会です
その後
酒場街に
移動して
午前2時ごろまで
再び
販売です
午前3時半くらいに
やっと
夜の食事が
できます
まあ
その食事が
美味しいこと
10キロくらいにもなる
色んな珍味の袋を
担いで
家から家は
歩くな
駆け足で
と強制されます
毎日
3時間弱睡眠で
くたくたになって
それも
短くて
ゴールデンウイークの一週間
長くて
夏休みの
40日間
その経済活動が
続くのです
サボるのを
回避させるのも
目的として
大本営への
電話報告が
義務付けされます
電話で管理されるのです
朝
出発の前に
何チームにもなる
ハイエースから
任地に降り立った
信者から
経済活動の大本営に
一日の売り上げ目標と
その日の意気込みを
報告することになっています
そして
2時間ごとに
売上報告をします
売り上げが
低いと
管理者によっては
怒鳴ったり
昼ご飯を
食べさせてくれなかったりで
もうほんと
がんじがらめです
トップセーラーは
10万円前後
私は
平均3万円
稀に
8万
酷い時は
1万円未満でした
まだまだ
書き足らない
氷山の一角しか
書けませんでした
全部書こうとするには
無理があります
でも
最後に一言あります
今日は
珍味売りの話だけで
インチキ募金の
経済活動には
ふれませんでした
珍味売りだけは
物質的な恩恵は
ありませんでしたが
精神的には
とても
貴重な体験を
することが出来ました
今の人間形成の上で
無形の財産となっています
だから
恨んではいません