「日本」統一教会では
経済活動の事を
万物復帰と呼びます
万物とは
宇宙森羅万象の事で
それを
象徴するのが
お金です
人間は
万物である
天使の誘惑に負けて
堕落し
万物より
劣る身となったので
万物を
神の前に
捧げることで
救いの道が
拓かれる
という考えです
統一教会の
経典である
原理講論をもって
自分たちは
神側に立っているので
原理圏
統一教会ではない
一般社会は
非原理圏
一般的に
日本の信者は
一般社会を
非原理と呼び
差別化しています
本場の韓国では
こんな
差別的な用語を
いたずらに
使うことは
ありません
酷いのは
一般社会から
略奪と言って
過言ではないくらいの
行為も
神側への復帰と
見做して
善としていることです
例えば
学生組織の
学生寮の寮母が
トイレットペーパーを
キャンパスから
復帰してきなさいと
指示を出していたことです
私が
携わった
最初の経済活動は
北海道の珍味売りです
これは
法的に
セーフでした
しかし
後に
総売り上げに対する
収益率が高い
ハンカチ売りや
化学雑巾売り
絵はがき売りなどに
変わりました
これらの販売は
福祉に寄付されるという
名目で
実は
教会の活動資金や
教会管理者の生活費に
使用されている
明らかな
インチキ募金です
でも
トップセーラーの
Yさんは
ただその商品を
売りに来ただけで
福祉に使うなんて
嘘はつかずに
人徳で
売っていました
私は
霊感商法を
行ったことは
一度もありません
霊感商法も
実際に
霊能力を
みせて
顧客を感化させ
壺を売る人もいました
しかし
多くの信者が
霊能力があるではなく
実際に
壺の効用があることを
霊能者レベルで
知りえない人が
壺の効用を
謳って
販売するのは
本来的な教会の理念とは
相容れない
行為であると
思います
さて
さんざん
統一教会の経済活動を
避難してきましたが
私の人生に
プラスになった
こともあります
数名のチームを組んでする
珍味売りがそうです
飛び込みの
訪問販売なので
恥も外聞もあったものじゃなく
そんなこと言ってられません
一日で
何がうれしいかといえば
夕食と睡眠です
ハイエースの後部座席を
改造して
寝食ができるようになっています
ドライバーさんが
スーパーで
色んな食材を買ってきて
みんなで
夕食を楽しみます
しかし
夕食をするのは
午前2時くらいです
民家を午後9時くらいまで
売り歩いて
深夜は
酒場で
売って歩きました
そもそも
訪問販売自体が
厳しいのに
衣食住が
極限まで
制限される
この活動の
辛さゆえに
教会を去って行く
信者さんも
少なくありませんでした
夏場になると
学校に侵入して
寝場所にすることも
ありました
悪い奴がいて
プールを
お風呂代わりにしていました
全身泡だらけで
プールに飛び込むのです
学校近所から
警察に通報されたことも
ありました
その警官に向かって
寝ぼけて
珍味を販売しようとしている
メンバーさんも
いました
果たして
今は
そんなことないとは
思いますが
当時はまだ
信者が
人間未満だったという
荒野時代の話で
許されるということでしょう
今を思えば
経済活動も
教会への勧誘活動も
出来る人だけが
やればいいことだと
思います
私は経済活動も
勧誘活動も
苦手でした
それでも
珍味売りで
一日の売り上げが
8万円を
越したこともあります
インチキ募金は
良心の呵責のせいか
せいぜい1万円
毎日コンスタントに
10万円売り上げる
人もいました
思い出せば
まだまだ
話題には
事欠きませんが
今日は
これくらいにしておきます