別れた家内の夢

時には

憎いと思うけれど

また

時には

好きだということもある

恋しいくせに

忘れていることもある

出会いが

運命というならば

別れは

宿命でもある

生まれ変わることが

あると言うなら

偶然ということを

言い訳にして

もう一度

君に出会いたい

今頃

私と同じ

あの月

見つめて

泣いているのかも

知れない

ああ

もう一度

君に

会いたい

初めて

出会った頃の

君に

なんて

柄にもない

ちょっと

おセンチな気分は

施設の和室で

昼寝していた時

別れた家内の夢を

見ていたからでしょう

列車の個室に

家内と私

二人きりで

過ごしているけれど

夢の中で

私は

これが

夢だと気づいて

愕然とするも

家内に

篤い口づけしながら

夢から覚めるという

シナリオでした

昼寝できたのは

昨晩

ゲームで

夜更かししたせいでしょう

昼寝が出来て

優しい家内の夢

必ず

見れるのなら

夜更かしも

悪くはありません

しかし

そんなに

うまく

都合のいい

夢見られるはずは

ありません

そういうと

最近は

あまり

祖母や父の

夢を見なくなりました

というか

短時間

熟睡型の

睡眠で

毎日毎晩を

過ごしているので

夢を見ることが

稀なのです