認知症について

私の父が

晩年

認知症になりました

80代の前半までは

自動車も

運転するし

若い頃

鍛えた

卓球の実力で

中学生の

卓球選手を

相手に

互角に

闘えるし

料理は

自炊で

決して

出来合いのもので

すますことは

ありませんでした

そんな父にも

高血圧という

持病の故に

80代後半は

すっかり

老いぼれに

なってしまいました

一人暮らしが

いけなかったのでしょう

やがて

認知症になってしまいました

幻覚をみるように

なりました

どうすることも

できず

老人用のグループホーム

厄介になることに

なりました

そした

みるみるうちに

認知症が進行して

挙句の果ては

療養型の病院に

入院することになりました

そんな頃には

もう

私のこと

誰なのか

分からず

そもそも

自分のおかれた

状況を

認識することすら

出来なくて

そのまま

病院で

息を引き取ることになりました

今頃

あの世で

40年以上も前に

この世を去った

母とふたりで

仲良くしてるでしょうか