最初の入院は
退院まで
1年4か月かかりました
退院と言っても
症状が良くなったからではなく
見切り発車的な
退院でした
まあそんな
入院生活で
出会った人たちは
実に
様々でした
最初に出会ったのは
かつて
インチキ募金を
供にした
Yさん
彼はその時
余命いくばくもなく
それでも
病院で知り合った
人たちに
慕われて
教会の教えを
伝えているのでした
その一方で
私としたら
躁状態で
病室を
ひっかきまわして
隣のベッドにいた
壮年から
滅茶苦茶
怒られていました
その次は
タクシーの運転手さん
詳しくは述べませんが
心霊体験の持ち主でした
更には
浮気をしていて
奥様が
病院に駆け付けた時
看護師さんから
もう
奥様なら
来られましたよなんて
言われたそうです
そんな話を
初対面の私にしてくるのです
教会病院だけあって
教会員が
結構入院してくるんです
末期がんの信者さんも
いました
将棋を指すのですが
精神的に
衰えているので
ハンディもらっても
勝てません
でも
私が将棋をしたことを
担当カウンセラーのH先生が
凄く喜んだそうです
今思えば
統合失調症の私が
そこまで出来たということで
納得できるのですが
当時は
自律神経失調症とだけ
伝えられていたので
何がそんなに
嬉しいのか
理解できませんでした
更には
マラリアの既往症がある
患者さん
やっぱり
アフリカ宣教に行って来られた
信者さんでした
ネズミのフライや
アゲハ蝶のサナギを
食べた話を聞かされました
更に
信者さんと言えば
ノイローゼで
入院されていた
男性
奥様が
とても可憐な方で
お昼ご飯時に
面会に来られると
ベッドに
あがって
膳を挟んで
向かい合い
とても中睦まじく
食事をされているのが
羨ましかったです
信者さん以外で
思い出深いのは
龍の入れ墨をした
料理人さんです
病院食が不味いからといって
よく
中華料理屋さんとか
回転寿司に
連れて行ってもらい
ご馳走になりました
また
韓国人留学生の方も
いました
肝硬変で
先の短い方でしたが
韓国のインスタント麺を
作って下さったことが
ありました
また
入院時の尿検査で
覚醒剤をやっていた人なんかも
いました
糖尿病で入院されていた
人の持ち金さらって
姿をくらませてしまいました
私が入院中に
教祖様のお孫様が
お忍びで
入院されていたそうです
その間
病院の最上階が
封鎖されていました
まだまだ
思い出せば
色々
思い出せなくは
ありませんが
久しぶりの
長文乱文に
なりましたので
この辺で
お仕舞にします
最後まで
読んで下さって
ありがとうございました