私の精神病歴 大学卒業後3年間編 Part3

名古屋に

戻り

父の家で

所帯を持つまで

過ごすことになりました

父が滅茶苦茶

厳しくって

戻ったその日の夜

枕が代わって

一睡も

できなかったのに

朝の5時に

叩き起こされて

運動がてら

散歩に行って来いと

命じられました

そして

その日から

朝5時の散歩が

日課となりました

神社の境内や

スーパーのベンチで

横になって

時間を潰しました

また

日中は

仕事探しです

職安に

行って

目ぼしい会社を

当たってみました

しかし

何の職歴もない

私をそう簡単に

受け入れてくれる

会社はありませんでした

ちょうど

バブル経済崩壊後だったので

就職難に

拍車をかけました

それでも

教会関係で

紙箱を作る

工場に転がることが

できました

ところが

その工場の工場長も

社長も厳しい人で

特に

工場長からは

イジメられました

社長は社長で

休みの日も

出勤を命じて

スポーツジムで

肉体強化の強要を

してきました

体を鍛えれば

そんな病気なんて

治ってしまうという

理屈からです

そんなことで

一か月で

リタイアしてしまいました

ますます

追い込まれますが

それでも

教材販売の会社に

就職できました

支店長のFさんが

人間味のある人で

色々と

人生訓を

語って下さいました

また

私の非常識さを

所々

指摘して

正されました

そんな教材販売も

自分としては

うまくやれるはずは

ないと思っていても

とりあえずは

首になるまで

頑張ることにしました

決して楽な仕事では

ありませんでしたが

それまで経験した

仕事と違って

主に

デスクワークなので

比べものにならないくらい

楽な仕事でした

Fさんからは

年収一千万を

目指しなさいと

はっぱをかけられました

丁度

そんな頃

家内が

名古屋にやって来て

所帯を持つことになります

名古屋の事情を

知らない

彼女は

よりにもよって

中川区の病院に

就職します

名古屋は

ざっくり言って

東側が山の手で

西側が下町である

都市です

中川区はその西側の

下町でした

子供を育てるには

あまりおススメではない

地域です

しかし

もう決まったことなので

そんなこと言っても

仕方がありません

さて

明日からは

結婚生活編です